コラム

英検3級のレベルや勉強法を紹介

英検3級とは

「英検」とは、公益財団法人日本英語検定協会が主催し、文部科学省が後援する実用英語技能検定のことです。試験は年3回実施され、1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7つの級が設けられています。なお英検には受験資格は設けられていないため、誰でもどの級でもチャレンジできます。

試験問題は、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能が出題されます。これらの問題により、日常生活からアカデミック、ビジネスまで、社会で求められる英語力を測定できるのが特徴です。

なお2024年度より、英検3級以上の問題内容が変更になるという発表がありました。ライティングが1題から2題になるほか、「Eメール」の問題が追加されます。

英検3級のレベル

英検3級のレベルは中学卒業程度に設定されており「身近な英語を理解し、使用できることが求められる」とされています。また、4・5級の集大成とされている級でもあります。中学卒業程度のレベルであることから、中学生を中心に幅広い層の方が受験しています。

英検のそれぞれの級のレベルは下記のとおりです。

●1級:大学上級程度
●準1級:大学中級程度
●2級:高校卒業程度
●準2級:高校中級程度
●3級:中学卒業程度
●4級:中学中級程度
●5級:中学初級程度

英検3級を受験する意義

英検3級を受験して合格すると、中学卒業レベルの標準的な英語力が身についていると示すことができます。

中学生にとって英検3級を受験することは、これまで習得してきた英語力を試す、英語がどのくらい身についているかを確認するといった意味があります。また、一般的な学校のテストや受験とは傾向が異なる試験ですから、高校入試への準備にもつながります。

高校生や大学生・社会人にとっては、英語の基礎を確認する意味合いがあります。中学英語でつまづいた方には、英語の基礎固めとして英検3級に挑戦し、どの程度の英語力があるのか確認するのにも役立ちます。

英検3級の勉強法

英検3級に合格するための勉強法を、各ジャンル別にご紹介します。

英検3級の試験内容と出題傾向

まずは、英検3級の試験内容と出題傾向をおさえておきましょう。

 

一次試験

一次試験は、筆記試験とリスニングテストが行われます。筆記試験は50分(2024年度からは65分)、リスニングテストは約25分です。

 
●筆記試験
筆記試験は、リーディングとライティングの2技能が測定されます。

リーディングの解答形式は4肢選択で、以下の課題・問題文の種類・問題数が出題されます。

課題             問題文の種類       問題数
短文の語句・空所補充     短文・会話文       15
会話文の空所補充       会話文          5
長文の内容一致選択      掲示・案内、       10
               Eメール(手紙文)、
               説明文

ライティングの解答形式は記述式で、質問に対する回答を英語で記述します。課題・問題文の種類・問題数は次のとおりです。

課題             問題文の種類       問題数
英作文            考えとその理由      1(2024年度からは2)

 

●リスニングテスト
リスニングテストはスピーカーから流れる音声を聞いて解答します。解答形式は、3肢選択(選択肢読み上げ)または、4肢選択(選択肢印刷)です。課題・問題文の種類・問題数は次のとおりです。

課題             問題文の種類       問題数
会話の応答文選択       会話文          10
会話の内容一致選択      会話文          10
文の内容一致選択       物語文、説明文      10

 

一次試験で出題される話題の例として、家族、友達、学校、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、自己紹介、休日の予定、近況報告、海外の文化、人物紹介、歴史などがあげられます。

 

二次試験

二次試験は面接形式のスピーキングテストが行われます。個人面接で面接委員は1人です。評価は、応答内容、発音、語彙、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点から点数がつけられます。時間は約5分で、以下の課題・問題数が出題されます。

課題                 問題数
音読                 1
パッセージについての質問       1
イラストについての質問        2
受験者自身のことなど         2

 

試験内容は、身近なことに関する話題が出題されます。過去には携帯電話、ラジオを聴く、読書週間、冬のスポーツ、朝市、四季などが出題されました。

英検3級の合格に必要な時間

英検3級に合格するには、どのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。

英語が苦手な人や試験内容のなかに未習分野がある人は、その学習や単語の暗記、過去問演習などをしなくてはなりません。そのため、25〜35時間程度の勉強時間が必要となるでしょう。

一方、英語が得意な人や英検3級の内容を十分に理解している人は、過去問や英作文の練習、スピーキング対策を中心に、20時間程度の勉強で合格できると考えられます。

なお、そのほかの級の合格に必要な勉強時間の目安は以下のとおりです。

●1級:54時間程度
●準1級:41時間程度
●2級:36時間程度
●準2級:33時間程度
●3級:25時間程度
●4級:17時間程度
●5級:12時間程度

英検3級の勉強法

それでは、出題ジャンル別に英検3級の勉強法を紹介していきましょう。

 

単語・熟語の勉強法

英検3級の内容では、1,250〜2,100語程度の語彙を覚えなければなりません。中2〜中3で習う単熟語を暗記しましょう。おすすめなのは、Gridmarkの「オトデルシリーズ」を使った勉強法です。この「オトデルシリーズ」は、英検単語集のベストセラー、旺文社発行の「英検出る順パス単」に対応しています。

https://gridmark.stores.jp/items/61a48b29b91b7527e10fd610

 

リーディングの勉強法

リーディングは、「英文法」「長文読解」を攻略しましょう。英検3級で出題されるのは、
・現在完了
・受動態
・現在分詞
・過去分詞
・関係代名詞
ですから、これらの問題集や過去問をやってみましょう。間違っている箇所や理解できていない部分は参考書、教科書を開き、英文法をおさらいしておきます。

 

英文法の勉強法

英文法は、時の表し方(過去、未来、現在完了など)、疑問文の作り方、受動態、比較、現在分詞、動名詞、to不定詞、関係代名詞などが出題頻度が高いです。これらの分野について参考書を使って問題を解き、間違っている、理解していない箇所は重点的に復習しましょう。自分が知らない、覚えていない文法事項をピックアップし、きちんと理解することも大切です。

 

ライティングの勉強法

ライティングは英文作ができることを意味するため、自分が覚えている語彙、文法を使って文章を書けるようにすることが大切です。英文法を使って文章を作り、それを書く練習をしましょう。おすすめなのは、簡単な英文法で日記(今日あった出来事)を書くことです。1センテンスでもよいので、それを積み重ねましょう。

 

リスニングの勉強法

リスニングの勉強法は、ネイティブスピーカーの音声を繰り返し聞くことです。CDやDVDなどで簡単な文章を聞き、その音を自分でも言ってみると体に馴染みます。また口にすることで、音、口の形、舌の位置なども認識可能です。リスニングは繰り返し聞き、口にすることが重要です。音を口にすることで、スピーキングの練習にもなるでしょう。

リスニングにも、Gridmarkの「オトデルシリーズ」が有効です。オトデルシリーズの教材「旺文社 英検®3級 でる順パス単 書き覚えノート(改訂版)」を使えば例文を聞くこともできますから、書いて聞いて記憶を定着させられます。

「Gridmark」のオトデルシリーズは、英検3級の勉強におすすめ!

英検3級の勉強をするのにおすすめなのが、Gridmarkのオトデルシリーズです。

「オトデルシリーズ」は、あらかじめ音声が収録された音声ペン「オトデルペン」と対象の書籍やステッカーと合わせて使用する教材シリーズ。1本のオトデルペンでいろいろな教材が使えるため、長く利用できるのが特徴です。

学習の仕方は、オトデルペンで、オトデルシリーズの各教材に印刷されている「Get ready」というアイコンをタッチするだけです。ペンが教材を認識し、各アイコンやテキストに対応した音声を再生します。

英検の勉強におすすめの教材には、旺文社発行の英検単語集のベストセラー「英検でる順パス単」、「旺文社 英検®3級 でる順パス単 書き覚えノート(改訂版)」があります。オトデルシリーズで、英検合格を目指しましょう。

英検3級合格目指して勉強しよう

英検3級は、中学卒業程度の英語レベルです。「Gridmark」のオトデルシリーズを使えば、勉強しやすく英単語を記憶しやすいため、より合格に近づけるでしょう。合格目指して英検の3級の勉強に励みましょう。

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